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| Bach, Johann Sebastian (1685〜1750) |
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バロック音楽の最後で最大の作曲家であり、「音楽の父」と呼ばれる。音楽家一族のバッハ家の中でも最も著名である。アイゼナハに生まれ、父、兄の音楽教育を受け、各地で教会オルガン奏者をつとめる。1708年にはワイマール公宮廷付き楽士となる。その後、ケーテンの王侯所属楽団の楽長をつとめ、1723年にライプチヒのトマス教会の合唱長に就任する。もともとバッハ家は家系的に視力が弱かったが、バッハは幼い頃、月明かりをたよりに楽譜を書き写したことなどにより早い時期から視力を弱めていた。晩年は眼病により失明し、1750年、65歳で目の手術を受けるが、過酷な手術で体力を失い、まもなく没する。一説によると手術したフォン・テイラーはとんでもないインチキ医師だったともいわれている。バッハの音楽は宗教的であり、探求的であり、品格が高い。対位法の完成、十二平均律の採用などにより今なお多くの様式は模範とされる。
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| (執筆・著) 葉桐夕希 |
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- ★代表的な曲
- フーガ ト短調 作品578 [DB]
- 「小フーガ」とも呼ばれるこの曲は、ワイマール公の宮廷オルガン奏者をつとめていた1709年頃に作曲されたもので、パイプオルガンによる名曲である。フーガの形式はカノン(輪唱)から発展した対位法的楽曲で、バッハによって完成された形式である。
- ゴルトベルク変奏曲 [DB]
- 1741年頃に書かれたこの曲は、チェンバロ奏者、ゴルトベルクの演奏を聴きながら眠る習慣のあったカイザーリンク伯爵の不眠症を治すために作曲された。「クラヴィア小曲第2巻」に収められていたフランス風舞曲の旋律を主題を30通りに変奏していくもので、主題、変奏とも前段、後段に分かれ、各々繰り返す。元々はチェンバロのために作曲されたもののピアノによって演奏されることも多く、バッハの代表的な器楽作品の一つとなっている。
- 主よ、人の望みの喜びよ [DB]
- バッハは1723年にライプチヒのトマス教会の音楽監督に就任し、数多くの宗教曲を書いた。この曲は1723年7月2日「聖母マリアの訪問の祝日」に初演された、カンタータ第147番「心と口と行いと生きざまは」に含まれていたコラールだった。それを、女流ピアニスト、マイラ・ヘス(1890〜1965、英国)がピアノ用(独奏、連弾、ピアノ2台)に編曲し、英語で「Jesu, Joy of Man's Desiring(主よ、人の望みの喜びよ)」と題したためにこの名前で知られるようになった(「主よ、人の望みの幸せよ」と呼ばれる場合もある)。
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