B.バルトーク
(ハンガリー → 米)
【使い方】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
[楽曲DB] 作曲家別にMIDIデータ掲載サイト検索。
[解説サイト] 専門的なサイトへジャンプ!!。
代表的な曲 [DB]マークは対象曲の検索。



Bartok Bela (1881-1945)

 ハンガリーの国民的作曲家。形式的には新ウィーン楽派の影響をうけつつも、楽想はマジャール民謡から多くを得ている。若き日にはコダーイと共にハンガリー、ルーマニア各地を旅し、民謡を採譜・録音した。その後、主にハンガリーを拠点として作曲活動に励み、オペラ「青髯公の城」や「弦楽のためのディべルティメント」など傑作を産みだしてゆくが、高まる戦争の危機を避けるため、不本意ながらもアメリカに亡命し、祖国に帰れないまま白血病のため没する。作品は大きく三期に分かれ、「アレグロ・バルバロ」に代表される、民族的・攻撃的印象の強い初期、弦楽四重奏第四番などの、西洋的和声法と民族音楽の融合を目指す中期、そしてアメリカに渡ってからの簡潔・平明なスタイルの後期である。アメリカに亡命してからのバルトークの生活は決して幸福とは言えなかったが、この時期に創作された作品群は紛れもなく二十世紀を代表する音楽の一つと言えるだろう。
(執筆・著) ファエトン
 [楽曲DB] すべて
 [解説サイト](募集中! 自薦・他薦OK)

★代表的な曲
オーケストラのための協奏曲
 アメリカ時代を代表する作品。その名の通り、オーケストラの各楽器をソロ楽器的に扱っており、曲想は遊び心に満ちた楽しいものである。なお、第4楽章「中断された間奏曲」の中にはショスタコービチの交響曲第七番「レニングラード」がパロディとして引用されている。
(執筆・著)ファエトン

バイオリン協奏曲第二番
 新ウィーン楽派の技法とマジャール民謡の特性を消化しきった中期の傑作。雄渾な曲想、激しい舞踏風のリズム、四分の一音(半音のさらに半分)などの特殊奏法がごく自然に調和して独特の世界を形成している。
(執筆・著)ファエトン

ピアノ協奏曲第2番
 1930〜31年作。第1番 (1926) ですでに著しかったピアノの打楽器的な扱いを引き継ぎながら、一層変化に富んだ楽想と複雑な構成を持ち、素材が全音階的であるにも関わらず極めて先鋭な印象を与える。急-緩-急の3楽章から成るが、第2楽章の中間部はスケルツォに相当する急速な音楽であり、また第3楽章には第1楽章の素材が利用されているので、全体は第4・第5弦楽四重奏曲で用いられたいわゆるアーチ型構成 (A-B-C-B'-A') に近くなっている。管弦楽は第1楽章では弦楽器なし、第2楽章の主部ではほとんど弦楽器のみが用いられるのも特徴的である。
(執筆・著)TAKIN

2台のピアノと打楽器のためのソナタ
 バルトークの創作力が頂点にあったころの1937年に作曲、作曲者夫妻のピアノで1938年初演。2台のピアノと打楽器(奏者2人)という編成は極めて異例であるが、中心はピアノにあり、打楽器はピアノの音色に変化をつけるような用法が多い。ピアノの扱い自体が打楽器的である点は第1・第2ピアノ協奏曲とも共通している。構成は古典的なソナタに準ずる急-緩-急の3楽章であるが、第1楽章が全曲のほぼ半分の長さを占める。作曲者は後に管弦楽を付け加えた協奏曲バージョンも作成している。
(執筆・著)TAKIN



作曲家リストへ  サイトトップへ

※執筆者の許諾無く内容の一部または全部を無断で複製、転載することを禁じます。