P.ブーレーズ(仏)
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Boulez, Pierre(1925〜 )

 現代フランスを代表する作曲家・指揮者。パリ音楽院で和声をメシアンに、また対位法をオネゲル夫人ヴォラブールに、12音技法をレボヴィッツに学ぶ。1956年までジャン・ルイ・バロー、及びマドレーヌ・ルノーの劇団の音楽監督として演奏旅行にも同行。また1954年、パリに「ドメーヌ・ミュージカル」を創設、ストラビンスキー、シェーンベルク、シュトックハウゼン、ベリオ、そして自作の現代作品の演奏紹介に努めた。1959年から指揮者としての活動も始まり、1962年パリでの、ベルクの歌劇「ヴォツェック」の成功などで名声を高めた。1967年、ドメーヌ・ミュージカルの運営をG.アミーに譲ってからは、指揮者としての活動を更に活発にし、 BBC交響楽団、ニューヨークフィルの常任指揮者を歴任。バイロイト音楽祭にも出演している。 作曲は12音セリーから出発し、ドビュッシー、ストラビンスキー、メシアンなどの作曲語法を独自の技術に昇華し、高度な思索性と特異な魅力を持った「抽象的印象主義」とも呼べる作風を確立。また現代音楽に関する多くの著作も発表するなど、多彩な活動を続けている。 作品は「プリ・スロン・プリ」(マラルメの肖像、5部作)、「ル・マルトー・サン・メートル(持ち主のない槌)」、「カミングスは詩人である」、「儀式 − B.マデルナ追悼のための」などが有名。
(執筆・著)岡崎 恵
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