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| Elgar, Edward (1857〜1934) |
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H.パーセル以来2世紀に渡るイギリス音楽の不毛の時代の後に出た大作曲家。楽器店経営でオルガニストという父に音楽の手ほどきを受け、幼少の頃から独学で音楽を学び、いろんな楽器をこなした。音楽学校に入学しようにも果たせず、実家の経営を手伝いながらバイオリニストとして細々と音楽活動を続け、彼が公に認められたのは1899年、41歳の時の「変奏曲『エニグマ』」の初演だった。 翌年の「ジェロンティアスの夢」はR.シュトラウスにも絶賛されるなど、次第に国際的に名を上げ、人気を得た。以後2曲の交響曲、バイオリン協奏曲、チェロ協奏曲、行進曲「威風堂々」などの名作が生まれ、時の国王エドワード7世にも認められて1904年にナイトに叙されている。しかし1920年に夫人を亡くしてからは孤独となり、以後の晩年はめぼしい作品は書かれなかった。 彼が今でもイギリスの国民的大作曲家として熱狂的な人気があるのは、甘美な旋律と職人芸的な作曲技法により、思慮深い叙情性と郷愁感あふれる作品を多数手がけ、それらが聴衆の心を捉えて放さないからであろう。
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| (執筆・著)岡崎 恵 |
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- ★代表的な曲
- 行進曲「威風堂々」 [DB]
- 「威風堂々」の名を冠した行進曲は全部で5曲ある。中でも第1番ニ長調が最も有名で、1902年のエ
ドワード7世載冠式頌歌として演奏され、大きな名誉を受けた。以来第1番は世界的に愛され、頻繁に
演奏されている。
- 変奏曲「エニグマ(謎)」 [DB]
- 13の変奏と終曲からなる、管弦楽のための変奏曲。各曲には題名…というより頭文字だけの謎めいた記号が付けられており、それらはエルガー夫人や友人達を指しているとされる。
- 愛のあいさつ [DB]
- 元は1888年作曲のピアノ曲だが、室内管弦楽用にも編曲され、また様々な楽器によって独奏曲として演奏されるなど、エルガーの作品中最も愛されている。彼の創った甘美なメロディの典型とも言える。
- バイオリン協奏曲ロ短調 [DB]
- 1910年の作品。エルガーの創案とされる「ピチカート・トレモロ」を奏する箇所がある。初演を演じたフリッツ・クライスラーに捧げられている。
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