C.E.アイブズ(米)
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Ives, Charles Edward(1874〜1954)

 アメリカで最初の革新的な作曲家。14歳で早くも生地ダンベリーの教会のオルガニストになり、20歳でイェール大学に入学、在学中に交響曲第1番を書いて注目された。しかし「不協和音のために飢えるのは御免だ」と言い、卒業後は事業家としての道を進み、1906年には友人と協力して保険会社を設立、自ら副社長を務めて成功を収めた。作曲は就寝前と週末の余暇の時間に趣味として続け、彼の主要な作品は心臓病を患って事業から手を引く1918年までに書かれた。その後は夫人と共に故郷で隠遁生活を送り、作曲された楽譜は納屋で長い間ホコリを被るという有様だった。アイブズが初めて世間に認められたのは、1947年、交響曲第3番「キャンプの集い」が初演され、ピュリッツァー賞を授賞されてからだった。ほとんどの作品が、彼の死後に初演された。アイブズの作品はほとんどが20世紀初頭に書かれたもので、世界の音楽思想の潮流からは訣別された域での創作だが、現代音楽の様々な試みを誰よりも早く開発し作品に取り入れている。それらの実験がすべて、彼を取り巻く環境としての純アメリカ的奔放な思想に霊感を受けたものであることが、大いに異色というべきだろう。主な作品としては、4曲の交響曲、「4つの祭日によるシンフォニー」、ピアノソナタ第2番「コンコード・ソナタ」、「ニューイングランドの3つの場所」、「答えのない質問」など。
(執筆・著)岡崎 恵
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