|
| Liszt Franz (1811〜1886) |
|
|
ハンガリー、ライディング生まれの作曲家、ピアニストで、近代ピアノ奏法における偉大な功績者であり、「史上最高のピアニスト」とも呼ばれる。交響詩の形式も確立した。ウィーンでチェルニーからピアノを、サリエリから作曲を学ぶ。20歳の時に作曲家でバイオリニストのパガニーニの超絶的な技巧を目の当たりにし、ピアノのパガニーニになる決心をする。そして超絶的な演奏技巧によってピアノの表現力を広げ、「大練習曲」「超絶技巧練習曲」などを作曲する。その一方、「交響詩」を創案し、標題音楽の発展に貢献した。1848年にワイマール宮廷学長に就任、13の交響詩、2つの交響曲をはじめ、ピアノ曲、協奏曲、宗教音楽などをのこした。ショパンの友人でもあり、リストは自らの演奏会では必ずと言っていいほど、ショパンの「ポロネーズ 第3番 イ長調 作品40-1《軍隊》」を弾いたと言われる。「ピアノ協奏曲 第1番 変ホ長調」、ピアノ曲「愛の夢 第3番」など。
|
| (執筆・著) 葉桐夕希 |
| [楽曲DB] |
すべて |
| [解説サイト] | (募集中! 自薦・他薦OK) |
|
|
- ★代表的な曲
- 巡礼の年
- 「巡礼の年」と題されたピアノ曲集は下記の4集があり、リストの詩的・叙情的な面を代表する作品集である。
- 第1年・スイス (1855):(1) ウィリアム・テルの礼拝堂、(2) ヴァレンシュタットの湖にて、(3) パストラール、(4) 泉のほとりにて、(5) 嵐、(6) オーベルマンの谷、(7) 牧歌、(8) 郷愁、(9) ジュネーヴの鐘
- 第2年・イタリア (1858):(1) 婚礼、(2) 考える人、(3) サルヴァトーレ・ローザのカンツォネッタ、(4) ペトラルカのソネット第47番、(5) 同第104番、(6) 同第123番、(7) ダンテを読んで(ソナタ風幻想曲) 第2年補遺・ヴェネツィアとナポリ (1859):(1) ゴンドラをこぐ女、(2) カンツォーネ、(3) タランテラ
- 第3年 (1883):(1) アンジェルス、(2) エステ荘の糸杉に (I)、(3) 同 (II)、(4)
エステ荘の噴水、(5) ものみな涙あり、(6) 葬送行進曲、(7) 心を高めよ
- いずれもかなりの期間にわたって作られた作品をまとめて出版したもので、既発表作品の改訂版も少なくない。たとえば第1年は
(5) 以外すべて初稿は1830年代後半にさかのぼる。第1年は主にスイスの風物を題材にしているが、(6)(7)(8)
はフランスの作家セナンクールの小説「オーベルマン」に想を得たものである。特に
(6)は交響詩的な発想で書かれており、また主な素材がすべて冒頭の動機から派生している構成的な作品でもある。第2年(補遺は除く)はイタリアの文芸・美術に取材したもので、(1)
はラファエロの絵、(2) はミケランジェロの彫刻による。「神曲・地獄篇」の印象による
(7) は曲集中最も規模が大きく、演奏頻度も高い。(4)〜(6) も比較的よく知られた曲であるが、最初は歌曲として書かれた(このような自作の編曲や改変が多いのもリストの創作の特徴の一つである)。第3年はすべて後期の作品で全体に地味であるが、(4)
は印象派の先駆的作品として知られている。
-
-
|
|