G.F.マリピエロ(伊)
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Malipiero, Gian Francesco(1882〜1973)

 20世紀のイタリアの作曲家。ピアニスト・指揮者だった父が離婚し、幼い頃から彼は父や祖母と共に、欧州各地を転々とした。E.ボッシに認められてベネチアに移り、そしてボローニャでもボッシに師事。1913年にはパリに行き、印象主義やストラビンスキーの音楽に触れて大いに影響されたと言われる。帰国後、ピッツェッティ・カゼルラと共に1917年に国民音楽協会を創立。近代イタリア復古主義の旗手となる。ルネッサンス期の音楽を模範として、擬古典主義ながら深い思索と劇的迫力に満ちた作風を確立した。中でも14曲にのぼる(番号付きは11曲)交響曲は特筆に値し、従来の主題とその展開という形式とはおよそ無縁な、彼独自の思索性に基づく作品群である。なかでも「鐘によるシンフォニア」(第3番)、「イン・メモリアム」(第4番)、「カンツォーナ風シンフォニア」(第7番)がすぐれている。また「機械の協奏曲」(ピアノ協奏曲第6番)でのソロ・ピアノの用法も素晴らしいものがある。作品は他に管弦楽曲、協奏曲、室内楽曲などが多数ある。
(執筆・著)岡崎 恵
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