S.ラフマニノフ (露 → 米)
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Rakhmaninov, Sergey Vasilyevich (1873〜1943)

 ロシアの作曲家・ピアニスト。由緒ある貴族の家系で父は近衛隊将校、母はピアニスト。幼少からピアノを学び、9歳でペテルブルク音楽院に入学。3年後にはモスクワ音楽院に移り、ピアノをA.ジロティ、作曲をアレンスキーとタネーエフに師事した。チャイコフスキーの影響を受けたモスクワ楽派の後期ロマン派様式を守り、ピアノ曲を中心にしたあらゆる分野の作品を遺した。またピアニスト・指揮者としても、世界各地で演奏活動を行い認められた。この頃、有名なピアノ協奏曲第2番と第3番、交響曲第2番を作曲。1917年にロシア革命を逃れてフランスに亡命、翌年アメリカに渡り、以後は専ら演奏家として活躍。1926年より再び作曲にも専念して、「パガニーニの主題による狂詩曲」、交響曲第3番などの晩年の名曲を遺す。1943年、カリフォルニアのビバリー・ヒルズで没している。
(執筆・著)岡崎 恵
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★代表的な曲
ピアノ協奏曲第2番ハ短調 [DB]
 1900〜1901年頃の作品。この3年前に彼は、交響曲第1番の失敗から重いノイローゼを患い、神経科医師ダール氏の治療によりようやく作曲に対する気力を取り戻したときの作品とされる。彼の協奏曲中で最も有名で、彼の名声を不動の物にした名曲である。
ピアノ協奏曲第3番ニ短調 [DB]
 1909年の作品。第2番と並んで甘美でロマン的なメロディに満ち、頻繁に演奏され愛好されている名曲。
パガニーニの主題による狂詩曲 [DB]
 ピアノと管弦楽の協奏的な様式による、一種の変奏曲。パガニーニの「24の奇想曲」のうち、24番イ短調の旋律を主題として用いている。交響曲第3番と共に、晩年の名作とされる。


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