R.シュトラウス (独)
【使い方】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
[楽曲DB] 作曲家別にMIDIデータ掲載サイト検索。
[解説サイト] 専門的なサイトへジャンプ!!。
代表的な曲 [DB]マークは対象曲の検索。



Strauss, Richard Georg (1865〜1949)

 19世紀末から20世紀前半にかけてのドイツ最大の作曲家・指揮者。名ホルン奏者フランツ・シュトラウスの子として生まれ、幼い頃からピアノやバイオリンを学び、また11歳の頃には宮廷楽長に就いて理論を学んでいて、この頃から既に作曲を始めていた。H.von ビューローに認められてマイニンゲン管弦楽団の指揮者としてデビュー。ミュンヘン宮廷歌劇場、ワイマル、バイロイト、ベルリンの歌劇場の指揮者を歴任した。1924年以降、客演指揮者として各地で演奏する傍ら作曲に専念するが、後に台頭したナチスの政治的謀略に振り回されることとなる。1946年に体調を崩し、1949年に病死した。 作品はブラームスの影響から、やがてリストやワーグナーの影響による標題音楽へと傾き、交響詩や歌劇の分野で後期ロマン主義の極致に達した。同時に斬新な和声と巨大且つ緻密な管弦楽法により近代音楽への一つの方向性を示し、名作を次々と世に送って後世の作曲家に多大な影響を与えた。
(執筆・著)岡崎 恵
 [楽曲DB] すべて
 [解説サイト](募集中! 自薦・他薦OK)

★代表的な曲
交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」 [DB]
 1894〜1895年作品。ティル・オイレンシュピーゲルとは、14世紀に実在した人物で、職人となって各地を放浪し、いろいろないたずらを重ねて逸話を残した人とされている。曲ではそのいたずらの様をコミカルに且つ辛辣に表現している。
交響詩「ツァラトゥストラはこう語った」 [DB]
 ニーチェの同名の詩に感動を得て作曲された曲。1895〜1896年作品。シュトラウスの持つ哲学的境地を描いた傑作で、後に映画音楽として使われるなど、現在でも高い人気を持つ。
交響詩「英雄の生涯」 [DB]
 1897〜1898年作品。ここでいう「英雄」とはシュトラウス自身のことで、曲は作曲者の半生を自伝的描写で綴った作品。バイオリン・ソロに自分の姿を重ね、ライトモチーフを使った。
アルプス交響曲 [DB]
 1911〜1915年作品。交響詩の路線の延長で、交響曲と題されてはいるが、形式的には22の標題を付けられた部分からなる単一楽章である。壮大なアルプスの山々への登山から、登頂、そして下山までの様子を、ダイナミックな管弦楽法で描き出している。
オーボエ協奏曲 ニ長調 [DB]
 85年の長寿に恵まれたR.シュトラウスだが、そのために2度の世界大戦を経験することとなり、特にナチス政権下での帝国音楽部会総裁に就任していたことは後々になってまで避難されることとなり、彼の晩年を苦しめるものとなった。1943年にはミュンヘン、ドレスデン、ワイマール、ウィーンの歌劇場が爆撃され、祖国がやがて迎えるであろう悲劇的終末も予感し、失意は隠せなかった。そんな中、1945年に書かれた名作がこの曲である。この曲の完成は1945年9月で、この年の5月にドイツは連合国軍に降伏しているので、敗戦の現実、新しい時代への希望を胸に秘めてこの曲を書いたものと推測される。懐かしい、遠い時代のノスタルジーと春の日差しのような優しさにあふれた協奏曲である。 (執筆・著) 葉桐夕希


作曲家リストへ  サイトトップへ

※執筆者の許諾無く内容の一部または全部を無断で複製、転載することを禁じます。