H.ビラ・ロボス(ブラジル)
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Villa-Lobos, Heitor(1887〜1959)

 20世紀ブラジルを代表する作曲家であると同時に、A.ヒナステラと並んで南米で最も主要な作曲家である。大バッハをはじめ古今の多くの作曲家の作品を熟読・研究することで、独学で作曲法を身につけた。18歳の頃からブラジル各地の民族音楽の研究を始め、膨大な数の原住民の音楽や民謡などの収集を行った。30歳台の駆け出しの作曲家の頃に、たまたま外交官としてブラジルを訪れていたD.ミヨーに出会ってからは、近代フランス音楽に大いに興味を持ち、36歳の時にフランスへ遊学、そこで作曲家として広く認められた。またA.セゴビアとの出会いは、彼による現代ギター音楽の発展の大きなきっかけともなった。後半生は国際的な活動と共に、母国ブラジルの音楽文化の発展に努め、指揮者・教育家として活躍した。作曲はあらゆるジャンルに渡り、約1000曲もの作品が遺されているが、ギター曲やピアノ曲、様々な編成の室内楽曲に秀作が多い。それらは20世紀にかけて大きく変貌した音楽史上ではいずれの流派にも属さない、特異な存在である。
(執筆・著)岡崎 恵
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★代表的な曲
ショーロス(全15曲)
 様々な楽器編成による連作で、1920年の第1番に始まり、1928年の第14番に至るまで計15曲ある(第6番に追加の曲があるので、15曲に数えられる)。ショーロスとは、ブラジル特有の民族舞曲の一つで、熱烈なリズムとバラード的なメロディが特色。
バキアナス・ブラジレイラス(全9曲)
 様々な楽器編成による連作で、1930年の第1番から、1945年の第9番に至るまで9曲の作品がある。題名は「ブラジル風のバッハ」という意味で、バロック音楽のイディオムを、現代音楽風の感覚において試したものとされている。管弦楽用の第4番、ソプラノ独唱と8台のチェロのための第5番などが有名。


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