A.ウェーベルン (オーストリア)
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Webern, Anton von (1883〜1945)

 シェーンベルク、ベルクと並んで無調音楽の代表的な作曲家。作品数も少なく、またその作品も長くて十分、短いものでは二分程度の小品がほとんどである。しかも「ピアニッシモの作曲家」と評されるように、極度に音は削られ、過度に音量は抑制され、異常に緊張した音空間を作り上げる。従って聴衆もかなりの集中力が要求される。時には演奏技巧上、ほとんど限界を超えてしまっている彼の曲は、同時に音楽の、いや、人間の想像力の極北と言っても良いだろう。ウェーベルンの生涯はおおむね平穏で、また彼自身も控えめな性格であったという。しかし晩年は悲劇的である。ナチスドイツの台頭と共に、生活の糧であった指揮者の仕事も追われ、ザルツブルグ郊外の小さな村で貧乏生活を強いられたが、1945年9月15日、この地区を占領していたアメリカ兵士の誤射によって命を落とした。彼の名声が世界に響くのは皮肉にも第二次大戦後であり、戦後の作曲家の多くが衝撃をもって彼の音楽とその死を受け止めた。
(執筆・著) 葉桐夕希
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★代表的な曲
管弦楽のためのパッサカリア
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